ナイロン素材
三大合成繊維の一つ。「鋼鉄よりも強く、クモの糸よりも細く」というキャ
ッチフレーズで、1935年に米国デュポン社のカローザス博士により発明さ
れ、1940年には婦人用靴下としてナイロン・ストッキングが発売された。
光沢があって安価な事、効率的な生産が可能という事で絹にとって代わる
繊維マーケットとして拡大していった。ナイロンの種類では「ナイロン6」
と「ナイロン66」があり、日本では多く生産されているのは「ナイロン
6」である。
「ナイロン66」の方がやや耐熱性に優れているが、いずれも
中温アイロンで処理する。
―メリット―
- 弾力性があり、着心地が良くシワになりにくい。
- 耐摩擦・耐久性に優れている。
- 速乾性が良い。
- 熱可塑性が大きい。
- 害虫・カビの影響を受けない。
- イージーケア(取り扱いが簡単)
- しなやかな感触を持っている。
- 薄くて軽く柔軟性に富んでいる。
- ほかの合成繊維に比べ染色しやすい。
―デメリット―
- 静電気が発生しやすい。
- 白いものは日光やライトによって黄色く変色する恐れがある。紫外線や合成洗剤も注意。
- 耐熱温度がやや低い(アイロンの温度は中温140〜160℃、アタリが出やすいので当て布を使用。
※上記説明はHATBLOCKネット調査結果を基にしています。