麻素材
麻科の植物は約60種類程度あるが、品質表示に麻として表示出来るのは
2種類だけ。繊維は茎からとる靭皮繊維と葉からとる葉脈繊維と2種類あるが、衣料の原料には比較的柔らかい靭皮繊維を使う。綿と同じ中空繊維。
ラミー
日本では苧麻(ちょま)とも呼ばれ、絹のような光沢がありシャリシャリ
とした手触りが特徴。混紡によく使われる。
※混紡・・・異なる原料を混ぜ、混ぜ糸を作る事。
リネン
日本では亜麻とも呼ばれ、風合いがラミーに比べしなやかで綿に近い。高
級麻素材である為、価格も高く付加価値があるので混紡せずに100%で使用
されるケースが多い。リネンにしかない亜麻色が特徴。
―メリット―
- 軽い繊維の為動きやすい。
- 吸湿性・放湿性が高い為涼しい。
- 通気性がよい為、バクテリア等が発生しにくく衛生的。
- 繊維が強く、生地が丈夫。
- 害虫に強い。
―デメリット―
- 繊維が折れやすい為、シワになりやすい。
- 伸度が小さい為、伸びの回復率が小さく変形すると戻りにくい。
- 染色が難しい。
※上記説明はHATBLOCKネット調査結果を基にしています。