1,企画
トレンドを考慮し帽子の型と生地を決定します。
帽子は表生地だけではなく裏にも生地が必要なため、裏生地も考えます。
新しい型で帽子を作る場合はアパレルCADで型出しをして、帽子の各パーツを型紙を作成します。
納得のいく商品ができるまで何度もサンプルを作成し、修正を重ねます。
多いときは10回以上も修正するときがあります。
70種類以上ある帽子の型の中から型を選びます。
無数にある生地の中から表生地と裏生地を選びます。
新しい型で帽子を作る場合はアパレルCADで型出しを実施します。
企画担当からパタンナーにこだわりを伝え、納得いく型ができるまで修正を繰り返します。
普通の人が見ても区別がつかないような細部にも最新の注意を払って型出しを実施します。
2,生地の仕入れ
3,芯地の張り
生地が届いたら、生地の厚さをチェックし芯地を張るかどうか決定します。
芯地は30種類以上あり、職人が表生地の厚さと出来上がりのシルエットを考慮し
どの芯地を張るかを決定します。
生地との相性もあるためごの芯地を張るかを決定するのに長年の経験が必要です。
生産数が多い場合は2人がかりで張り機と呼ばれる器機を使用します。
生産数量が少ない場合は手間がかかるためこちらの機械は使用しません。
少数生産(10個ぐらいまで)の場合は1人で芯地の張りを実施します。 HATBLOCKの商品は基本的にこちらの張り機を使用します。
4,裁断
芯地を張ったら帽子の各パーツの形に生地を裁断します。 帽子の各パーツに合わせた抜き型がある場合は裁断機を使って裁断を実施し、 抜き型がない場合ははさみ等を使い手で裁断します。
地の目によって伸縮性が違うため、出来上がった帽子に生地がなじみ易いように 注意します。
HATBLOCKの特殊サイズのオーダー等は手裁断になっています。 抜き方を使った裁断に比べ時間がかかります。
抜き型がある場合は裁断機を使用します。 抜き型を生地の上に置き、プレスすることで生地を裁断します。
ハットなど帽子によって使用できる生地効率が違うため用尺表を基に裁断を実施します。 生地は基本的に長方形になっていますが、 こだわりの帽子で生地効率が悪いものは40%以上の生地が使用できなくなります。
4.縫製
生地を裁断したら縫製に入ります。 まず地縫いで各パーツをつなぎ合わせます。 つなぎ合わせたら縫いしろのシルエットがきれいに出るようにこて割を実施します。 帽子によっては2本張りと呼ばれる針が2本ついた特殊なミシンを使用します。 各パーツを縫い合わせたら、最後にすべり(帽子を被ったときに 肌にあたる部分)をとりつけ仕上げのステッチを入れます。 縫製の職人は10年以上のベテランが多く、各分野のスペシャリストが集まっています。 HATBLOCKの布帛のオリジナル帽子はベテランの職人が作成しています。
帽子の各パーツを縫い合わせます。
縫いしろのシルエットをきれいに出すためにこて割をします。 良い帽子を作るために手間を惜しみません
こて割を実施したものの縫いしろが基に戻らないように
2本針の特殊なミシンを使用することもあります。
本社の工場にはよりよい帽子を作るためにこのような特殊の
ミシンもおいてあります。
縫い合わせたパーツをさらに1つの帽子に縫い合わせます。
帽子のシルエットと生地のなじみに細心の注意を払って縫い合わせます。
よい帽子を作るためには長年の経験が必要です。
全てのパーツを1つにまとめたらすべり(帽子を被ったときに肌に当たる部分)を 取り付け、仕上げのステッチを入れます。
5,仕上げ
縫製が終了したら、余分な糸を切り、 帽子の型を整えるために型入れを実施し、最終的な帽子の出来上がりです。
余分な糸を切ります。
仕上げに帽子に型を入れすべりをなじませ帽子の型を整えます。
型入れは帽子に魂を吹き込む作業で型入れ次第では良い帽子も悪く
見えてしまうので細心の注意を払って実施します。
HATBLOCK取扱い帽子について
HATBLOCKでとりあ扱っている帽子は、自社工場で制作している帽子、仕入れ商品、外注で頼んで作って頂く帽子があります。
HATBLOCKの帽子は、全て名古屋市熱田区の本社工場で、企画開発担当、縫製担当、パターン担当、裁断担当、仕上げ担当、それぞれの熟練した職人が丹精込めて作り上げています。
HATBLOCKのオリジナル中折れハットは、外注で帽子の色や生地などを指定して作って頂いております。
HATBLOCKオリジナルニットは外注で作って頂いております。